ゴールデンウィーク。
特別な予定は立てていなかったけれど、ふと「海が見たいな」と思った。
海なんて、最後にちゃんと見たのはいつだろう。
せっかくの連休だし、今日は自分を少しだけ贅沢に扱おう。
というわけで、車を走らせていわき市へ。
目的地は、海鮮丼が名物の人気店「うろこいち」。
混む前に入りたいから、少し早起きして出発。
【11:00前】“ふたり分”の海鮮丼を、ひとりで味わう幸せ
お店に着いたのは、11時ちょっと前。GWだからもう混んでいるかなと思ったが、、
幸い、行列はまだできていない。よかった。
てかギリギリセーフで並ばずにすんなりテーブル席へ案内された。改めて早く来た自分を褒めたくなった。
注文したのはもちろん、海鮮丼。
見た目はシンプル。でも、マグロが…とにかく柔らかくて甘い。
噛むたびに「これ、たぶん東京だったら倍の値段するやつだ…」って思いながら食べてた。
あっという間に完食。
ふたりで食べる海鮮丼もきっといいけど、
誰にも気を遣わずに、「うまっ」ってひとりごとを言いながら食べる海鮮丼も、最高にいい。

【その後】ララミュウ〜イオンモール散策。スタバでほっと一息。
食後は、近くのいわき・ら・ら・ミュウの駐車場に車を停め、散策開始。
そのまま隣接するイオンモールへ行って、ふらっとウィンドウショッピング。
何も買わないけど、「買わない自由」ってけっこう贅沢だ。
途中、スタバでアイスコーヒーをテイクアウト。
GWの陽射しに、すっきりとした苦味がよく合う。
イオンの屋外で飲みながら、少しだけ風に吹かれてみる。
【ら・ら・ミュウ周辺】イベント盛りだくさんの港町
ふたたびララミュウに戻って、施設周辺をお散歩。
小さなお子さん連れの家族、カップル、。
イベント会場では、にぎやかな声があちこちから聞こえてくる。
ちょっと前まで「こんなに人が集まる場所、あったっけ?」って思ってしまうくらい、いわきの港町はにぎやかだった。
まるで、眠っていた街がちょっとだけ目を覚ましたみたいな。
そして何より驚いたのは、ララミュウ内の海鮮飲食店の大行列。
自分は早めに来て、並ばずに食べられていたことを思い出し、「ほんと来てよかった〜」としみじみ実感。
【午後】海沿いドライブと、道の駅よつくら散策
次の目的地は道の駅よつくら港。
ララミュウをあとにして、海沿いの道を北上。
右手に見える海を眺めながら走るドライブは、ちょっとした映画のワンシーンみたい。
よつくら港では、再びの散歩。
潮の香り、波の音、遠くに聞こえる子どもの声。
歩いているだけで、なんだか心がほどけていく感じがした。
よつくら海岸にも足を運び、浜辺の近くまで歩く。
風は少し強かったけど、その分だけ「来たぞ、海!」という気持ちがぐっと高まった。


【夕方】日帰り旅、無事終了。
よつくらをあとにして、自宅まで車で戻る。
時刻は夕方4時過ぎ。
どっと疲れがきたけど、それも含めて、いい1日だったなと思う。
とくべつ遠くへ行ったわけじゃない。
とくべつ派手なことをしたわけでもない。
でも、好きなものを食べて、気ままに歩いて、潮風を感じて、ちょっとした“旅の充足感”を味わえた。
何年後か、ふと思い出すかもしれない。
「そういえばあの年、いわきにひとりで行ったな」
「マグロが最高にうまかったな」って。
そんな風に思い出せたら、それだけで、いい旅だったと思える。
ソロ活は、自由。
誰にも気を遣わず、自分のペースで動ける贅沢。
たった数時間のドライブでも、そこにはちゃんと、自分だけの小さな物語がある。
「福島発・ゆるいソロ活の極意」。
今日もまた、静かに、でも確かに続いていく。
コメント